(299) モンゴル日記(25)

モンゴル日記

【「サンギ」】

 以前、韓国レストランでモンゴル人,ロシア人,日本人(筆者)が集まり、“国際的な飲み会”をやったと書いた。その時の会場が、ここ「サンギ」である。

 この店には親友Bさんに連れられ、すでに何度も訪れている。実はここでは、焼いたサンマが食べられるのだ。それに、日本人には韓国料理はなじみがある。ただし、あの鉄製の細い箸はいただけない。でも、最近はBさんの指示なのか、店員さんが竹の箸を持って来てくれる。

 さて 写真の右側、メガネをかけた人物がおなじみのBさん。真ん中は彼の留学生時代からの親友Jさん、そして左側がJさんの親友Nさん。Nさんとは初対面だったが、Jさんとはもう何度か会っている。彼に対して抱いた第一印象が、“モンゴルの泉谷しげる”である。筆者は、似てる!と思うが。

 彼のビジネスは輸出も手がける食肉卸しで、ほかに何かの鉱山の権利も持っているらしい。「商売は最近どう?」と尋ねると、「忙しい!」とのこと。そりゃ、結構。

 一方、Nさんはかつて飛行機のパイロットとして、空を飛びまわっていたという。けれど 音楽が大好きで、どうしてもその種のビジネスがしたくて、地上に降りたという。そして、今ではアメリカあたりにも足を伸ばす音楽プロデューサーで、ウランバートルにスタジオを持っているらしい。

 ところで、この4人が盛り上がった話題は年齢と風貌の話だった。筆者も頷ける点が少なくなかった。参考までに、彼らは筆者よりほぼ一回り若い。

モンゴルでは、友だちの友だちはみんな友達。日々好日、日々感謝。 (K.M)