(305) モンゴル日記(31)

モンゴル日記

【回転寿司】

 写真は、モンゴルで唯一の回転寿司「和 NAGOMI」の店内だ。ウランバートルの繁華街にあり、日本のHISが入っているビルに開店した。たしか昨年のことだったと思う。

 来たのはこれで2回目だ。店内はカウンターの奥に、5つのテーブル席が設けられている。午後8時ころだったが、お客は写真左に写ったサラリーマン風の男性グループが一組。その後、筆者たちがつまみ始めたら、2組ほどが入ってきた。

 今回は、夕食をとるために親友Bさん夫妻と一緒に来た。彼らも回転寿司はおなじみだし、とくに奥さんは好きらしい。新潟県内で7年間も、家族で日本暮らしを送ったからである。

 メニューは魚種豊富な日本のようにはいかないが、魚の炙りものならマグロやサーモンなどは出てくる。また、これは何だろうと思うようなネタの皿も、けっこう流れてくる。けれど、筆者としてはそれなりに食べられた。

 そのうち Bさんが男性の板前さんに、いくつかの質問をはじめた。筆者は近視なので分からなかったが、3人の板前さんのうち実は2人が女性だった。そして、その男性の板前さんがここの指導者役も兼ねた職人らしい。まず尋ねたのは、シャリのことだ。へえーっと思ったが、秋田小町だという。次に、どこで寿司職人の修業をしたかとの質問に、スウェーデンで修業をしたという。ストックホルムの中国人経営の寿司バーで、経験を積んだという。

 ネタも意外なものが少なくなかったが、職人さんの経歴も意外だった。

日本の味が恋しくなったら、また来よう。 日々好日、日々感謝。 (K.M)