(346) 出雲の〝お・も・て・な・し〟

モンゴル日記画像

 ほぼ一年ぶりに島根県に行って来た。訪ねた先は現在の雲南市である。最近の市町村合併で生まれた新しい市だが、最初にその名前を聞いたとき、ちょっと驚いた。「うんなんし?」それじゃァまるで、あの国にある雲南省の省都みたいじゃないか?! 地元の方に失礼かもしれないが、筆者としては南出雲市の方がしっくりくるような気がする。それはともかく、今回の島根行きは、その地で伝統園芸植物を栽培する名人Tさんを訪ねたのだ。毎年1回はおじゃまする。

 前号でも触れたが、雲南市のその名人のところまで当社から約900kmもある。ここ数年は3人で伺っていて、ドライバーは親友Kさんと筆者のふたりだった。しかし今回は、若手がひとり加わって総員4人となり、その若手が3人目のドライバーとなった。だから 筆者は運転する時間が相対的に減り、だいぶ楽だった。

 さて、写真のご馳走である。これは名人宅で出された昼食なのだ。毎回こんな風にスゴく、初めて伺ったときにはビックリした。一家をあげて、歓待してくださるのだ。大皿には煮しめあり、天ぷらあり、サラダあり。それに焼き魚も並べられている。奥さんの話では、それは隠岐でとれたイサキだという。小ぶりだが、あっさりして美味だった。そして 写ってはいないが、このあと刺身などが加わり、ご飯とみそ汁の置き場に困ったほどだ。

新潟弁で言うと、ごっつお,ごっつお!で 日々好日、日々感謝。 (K.M)