(358) モンゴル日記(73)

モンゴル日記

モンゴル日記

【はじめて作った食事】

 写真上は、2日目の朝食である。パン,トマトジュース,茹でブロッコリー・・・。右上の白っぽい容器は、家から持参した醤油だ。この時はマヨネーズもなかったので、野菜にかけた。

 その野菜のことである。気をつかったのが中国産野菜だ。キャベツや長ネギ,ブロッコリーなど、店頭に並ぶ多くのものが、かの国の生産物である。それに対してジャガイモやニンジンなど根菜類は、たいていモンゴル産だという。

 中国産野菜については、以前からその問題点が日本のマスコミなどでも報道されている。それらは残留農薬が多く、さまざまな被害をもたらしているという。これは日本だけの認識ではなく、モンゴル国民の多くも同じ捉え方をしているようだ。とくに若い人たちは食品の安全性には関心が高く、中国産野菜については神経を使っているという。似たような話は、かつて通ったハバロフスクやウラジオストックでも耳にした。

 だから、中国産野菜はまず、よーく洗った。そして 白菜やキャベツは外側の葉をだいぶ捨てた。また、キュウリなどは全面的に皮をむいて食べた。

 ところで 写真下は毎朝、食事どきに通る客車である。通勤列車なのだろうか。車体は地味な色彩で重々しいが、どこか美しさも感じてしまう。朝食を中断し、この列車を見送ったことは一度ではきかない。

モンゴルで最初の手づくり朝食に「ごちそうさん」。 日々好日、日々感謝。 (K.M)

☆ では、良い新年をお迎えください ☆