(359) モンゴル日記(74)

モンゴル日記遊具

☆ 明けまして おめでとうございます。2014年が皆様にとって良い年でありますように。 ☆

【真冬の遊具設置】

 以前にも、ウランバートルの遊園地について述べたことがあった。それは筆者がビジネスの関係で、若い頃には造園の業務にも携わっていたからである。だから、植樹や公園づくりといったことにも関心を持っている。それに、この国ではそうした施設で遊ぶ子供たちにも、興味を覚えたのである。きっとモンゴルの子供たちは、現在の日本の子供たちに比べて、はるかに外遊びをしていると思う。

 ところで この写真を撮影したのは、ちょっと驚いたからである。それは、うっすら雪が積もるこんな厳寒のときに、新品の遊具を据えつける作業をしていたのだ。おそらく気温は氷点下15~20℃くらいだったろう。モンゴルでは冬でも晴天日が多いが、それでも日なた・日かげによって体感温度がけっこう違う。南側に集合住宅が建ち、日かげになっていたこの遊園地で、3人の作業員が時には地面に膝をつけながら、黙々と仕事をしていた。

 しばらく立ち止まって、その様子を眺めたていた。そうすると、作業員のおじさん達に対して、シンパシーのような感情が生まれ、ねぎらいの気持ちすら湧いてきた。「ひっで,さーめなか(※とても寒いなか)、ご苦労さん!」(※新潟弁)

 そのうち、「シャチョー、置いてくよー」。親友Bさんの声が聞こえてきた。

それにしても、遊具はどこの国の製品だろうか。 日々好日、日々感謝。 (K.M)