(362) モンゴル日記(77)

モンゴル日記

【サンギの談義】

 親友Bさんの留学生時代からの仲間が、集ってくれた。筆者の〝ウランバートル定住〟を祝福しようというのだった。お一人以外は、顔なじみの人たちである。場所はいつもの韓国料理店「サンギ」。この店もこれまで何度か紹介している。

 写真はその時のメンバーで、左側の手前が J氏(若い頃の泉谷しげるに似ている?!)、真ん中の人物が今回はじめてお会いしたN氏、その奥が体格も人柄もふくよかなT氏。そして 右側奥がおなじみのBさん,手前が筆者である。 J氏とT氏は後日、お祝いに電気炊飯器を下さった。

 彼らは同学年だったそうだから、御年47,48歳である。筆者だけ一世代違う。けれど、コミュニケーションがとぎれることはなかった。Bさんが日・蒙の通訳をしてくれるし、N氏とT氏はきれいな英語を話し、筆者のつたない英語力にも応じてくれる。それに、T氏はちょっとだけ日本語も口にする。実は彼の息子さんが、関西の私大に留学中なのだ。

 このとき話題になったひとつは、N氏がその幹部をつとめるモンゴルの国鉄のことだった。その名称がモンゴル国有鉄道とかではなく、「ウランバートル鉄道」というのだそうだ。それで、他の人たちから「地方鉄道のような名前の国鉄!」とからかわれていたのだ。調べてみたら、確かにそうだった。

モンゴルでは本当に、友だちの友だちはみな友だちという気がしてきた。 日々好日、日々感謝。 (K.M)