(369) モンゴル日記(84)

モンゴル日記

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【合弁会社の温室建設】

 写真は、建設中のフジガーデンの温室である。上は外観で、この正面角の所が出入り口になる。また下は、暖房用の温水をまわすパイプに作業員が塗装をかけている場面だ。この装置がないと、冬場の温度維持がとてもできない。1月には、-30℃以下になることは珍しくないのだ。

 この自前の温室は、フジガーデンのもっとも大切な拠点となる。この900㎡の空間で、球根植物や花木などを栽培するのだ。このような本格栽培はモンゴルでは初めてのことらしい。その建設にあたって、鉄製資材の多くはソヨーチ社の温室を解体・移設し再利用した。全て新品となると、費用は2倍ほどかかる。そのうえオランダからの輸入資材に頼るので、建設が大幅に遅れることになる。それで断念した経緯がある。

 パートナーのソヨーチ社=D社長は、この温室について当初2013年11月中の完成を言っていた。しかし、結果的には1ヶ月ずれ込み、事実上の完成は12月末となった。だから、実際の栽培開始は1月からとなる。

 親友Bさんの話では、そうした事はモンゴルでは珍しくないようだ。筆者が購入したアパートも当初 入居は9月とうたいながら、11月末だったもの。大きな支障が出なければ、それもありと割り切る。いちいちそうした事にいら立ちを覚えていたら、身が持たないだろう。

モンゴル流を経験していくしかない?!・・・でも 日々好日、日々感謝。 (K.M)