(385) モンゴル日記(100)

【ベランダからの月 あるいは海外で単身生活をする方法】

 友人や親しい同業者からときどき、「ひとりでよくモンゴルあたりで生活できますね。いろいろ大変でしょう?」と問われる。そう言われても・・・。まぁモンゴルには失礼ながら、欧米などよりは気候が穏やかでなく、生活の面でも不便が多いかも知れない。

 けれど 突然の停電や断水などはたまにあるけれど、わりと早く復旧するので、今のところそれほど苦にならない。「ああ、こういう事もあるんだなぁ」くらいに受け止める。いや、努めて受け止めるようにしている。場合によって、こちらに3週間も滞在し続けることもあるが、ひじょうに不便だ,困ったということは案外少ない。おそらく、その人なりのこの国との相性や、この国の空気へのなじみも関係してくるように思う。

 ところで、どうやってモンゴルのアパートでひとり生活できるのか?そこで少し考えた。まず何といっても身体が健康であること。そして、心の健康である。そのためには毎日の生活で、新潟にいる時と変わらぬ生活パターンを保つこと。起床時刻や就寝時刻、体操,炊事などなど。あとは、日常のちょっとした発見や感動を、この地でも経験すること。また大切なのが、心が通じる友をもつこと。筆者の場合はもちろん親友Bさんである。そして、ボケーッとお月様を見上げる時間を持つこと。

まず基本は身と心の健康です、はい。日々好日、日々感謝。 (K.M)