(409) モンゴル日記(124)

 

【北京だより ⑫】

 これも天壇公園の一コマである。写真左は、「祈年殿」と呼ばれるとても有名な建造物の裏側にあたる場所だ。その施設では明・清代に皇帝が祭祀を行った。宗教的な空間なのだ。

 その「祈念殿」裏では何組かのペアが、日本の羽子板あそび?というよりバドミントンのような球技をしていた。ただし打ち合うのは羽ではなく、ボール状のものだった。何度か訪れている中国だったが、今回はじめて見た。インターネットで調べてみたが、その球技の名前は分からなかった。

 一方 写真右のペアは、筆者(右)と合弁会社のパートナーD氏だ。今回改めて分かったが、彼はメカに詳しい!「カタオカサン、~(モンゴル語)~」と言いながら、手を差し出してきた。筆者の持っていたデジカメを貸せという。それとなく意味を察したので、カメラを渡した。そうして 手なれた要領で自動シャッターに切り替え、それを欄干のうえに置いて撮影したのだ。

 筆者はメカに弱く、自動シャッターなどは説明書を読みながらでないと、セッティングが出来ない。それを彼はデジカメとはいえ、いつもいじっている機種でもないのに、事もなげに操作した。ともあれこの写真、祈念殿がまわりの建物と共に何とかおさまった。しかし朝早かったので、残念ながら中心部の施設はまだ開門されていなかった。

なおこの天壇、ユネスコの世界遺産に登録されている。日々好日、日々感謝。 (K.M)