(465) モンゴル日記(180)

【 歯痛 】

 

 モンゴルではじめて歯痛を経験した。写真はその際に用いた痛み止めの薬だ。左側は何と「正露丸」。親友B氏からもらったものだ。彼は日本にいた経験があったから、これを持っていた。そして、右側はイブプロフェンである。これは社員のT嬢からもらった。

 この日、夜中に痛くて目が覚めた。2,3日前から左奥の上の歯が痛むのだ。虫歯など無かったはずなのに・・・。ある日本の友人は、疲れが溜まってくると歯茎が浮いてきて、それが痛みになるのだと言う。

 ともあれ困ったので、朝になってから親友B氏に鎮痛剤がないか電話を入れた。そうしたら「ああ正露丸がありますよ」と言う。「変なモンゴル人・・・」。でも、午前中に持ってきてくれて、ありがたかった。

 さて「イブプロフェン」である。正露丸をもらってから、それを患部に詰めていた。しかし、あまり効果が出て来ない。1時を過ぎてから、売り場で店番をしていたT嬢を昼食に誘った。「痛いときは美味いものを食べるに限る?!」。日本食を食べに行くことにした。

 レストランのテーブルに着いてから、彼女は「痛むのですか?」。左頬をさすりながら、筆者は頷いた。「それじゃあ、そんなヘンな薬はやめて、私が持っている薬を飲んでみますか?」と言って、差し出したのが「イブプロフェン」だ。これが効いた!

念のためIN検索で調べてみたら、無難な鎮痛剤だった。日々好日、日々感謝。 (K.M)