(591) モンゴル日記(306)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて54 】

北モンゴル最奥部を訪ねて54

北モンゴル最奥部を訪ねて54

 変化に富むサガンヌール湖の風景を楽しみながら、北上した。それは上の写真のとおりである。運転席のB氏が語りかけてくる、「きれいな湖でしょう、シャチョー。サガンヌールというのはモンゴル語で白い湖という意味です」。・・・そうですか・・・。筆者が今もっとも興味があることは、目的地まであともう何時間かかるのだろうか、ということだった。

 ところで,もしこの湖岸の道路が舗装され、周辺の宿泊施設などもある程度 整備されたならば、きっと国内外から観光客がやって来るだろう。草原,山岳,湖沼・・・これだけ風光明媚な地域なのだから。おそらく夏のシーズンならば、釣りマニアのみならず,アウトドア好きな人々も呼び込めると思う。

 とは言え,その大前提はここまでのアクセスロードである。舗装は無理かも知れないが、せめて道路にかかる橋や,横断する水場は最低限の整備をしてもらえたら、と思う。

 ただし道路舗装は無理にアスファルトにしない方がよいかも知れない。なぜなら,あまりにも大勢の観光客が一度にやって来ると、その影響で環境破壊や住民への悪影響が発生するかも知れないと考えるからだ。

 さて下の写真の中ほどには、どうも魚網のようなものが干されていた。だとしたら、モンゴルで初めて目にした魚網である。

 「モンゴル観光論」みたいになってしまったなァ。日々景勝地、日々絶景。 (K.M)