(592) モンゴル日記(307)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて55 】

20161217-09

 北モンゴル最奥部を訪ねて55

 「いやぁ,助かった!」・・・目に入った村の風景を見てホッとした(上の写真)。「ケガをしなくてよかったねェ!!」。「そうですねー」。実はこの少し前,危うく事故を起こしそうになった。

 それというのは,湖岸沿いの道路を走って来た筆者たちのXトレイルが、スピードを落とさずに道路の上り坂を駆け上がった。ところが,その先が急な下り坂になっていたのだ!!それで,一瞬 飛んだ!!

 その結果,勢いがよかったので、ドツーンという感じで落っこちた!!その衝撃はなかなかのものだった。B氏も筆者も数秒は何が起きたか分からなかった。・・・「危なかったですねー」。

 クルマをすぐ止めて、いま乗り越えてきた道路を振り返った。そこは坂なのだが、そのピークはまるでノコギリの刃の山のようだった!!それとは知らず、そこを勢いよく走って来たのだ。もちろん警告の道路標識などはどこにも無かった。・・・二人で思った・・・シートベルトのおかげでしょうかね,と。

 ところで,写真のサガンヌール湖に面している集落はサガンヌール村といった。かなり大きな集落らしく、戸数は数十ではきかないくらいに思えた。うす暗くなりかけていたが、村人に聞き聞きしてガソリンスタンドを探す。その途中,メンバーには若い連中も少なくなかったので、清涼飲料水も買い求め皆に配給した。

日々危うかった、日々助かった。 (K.M)