(595) モンゴル日記(310)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて58 】

北モンゴル最奥部を訪ねて58

北モンゴル最奥部を訪ねて58

 たどり着いた所はこのように”いいとこ”だった。写真はいずれも,一眠りして起き出した昼頃の様子である。当初方針を大転換し、夜中の山道ものり越えて,やっとたどり着いたレンチンルフンブ村。そこのツーリストキャンプでの風景である。

 結局 夜中の1時半にこのキャンプに着いた。それですぐ部屋割り(コテジ割りふり)と荷下ろしにとりかかる。それを終えたあと、みながここのオーナー夫妻と簡単な食事をとりながら懇談の場を持った。

 その時に,ご主人から興味ある話を聞いた。あのシマノの会長さんがここにやって来たことがあるという。シマノの釣り具はモンゴルでも知られており、けっこう普及しているらしい。ただし,会長さんはヘリコプターでやって来たから、クルマでここまでやって来た日本人はあんたが最初だ、と言われた。そんなこともあって、ベッドで横になったのは結局明け方になった。

 ところで前号で述べた闇夜の山行は、文字どおり暗中模索となった。あの急坂の難所を手はじめに,その後も高低あり、岩場ありで息の抜けない走行となった。とくに最悪の岩場ではBa氏のクルマ以外は、みな立ち往生した。それで,男どもが押したりしながら、そこを何とか脱出。走りやすい平らな道になったのは、夜中の0時半頃からだった。

 前日の午前9時に出発し、16時間かかって到着!どっと疲れたが,どっと満足。(K.M)