(656) モンゴル日記(371)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて119 】

 あちこち歩き回っていたとき、何の気なしに向こう側を眺めた。おっ,岸辺のボートに人が寄っている!どうやら迎えに来るようだ。しかし,ひとりだけ?B氏は来ないの?どうやら管理人のお兄さんしかやって来ないようだった。まァいいや。とにかく対岸に戻れればいい。

 で,それに乗ろうと、”花園”を離れて岸辺に近づいていった。相棒のJ君はすでに気づいていた。と,岸辺近くの斜面で足もとに見覚えのある小さな植物があちこちに点在していた。うーん,なんて言ったっけアレアレ・・・。還暦を過ぎてから数年が経った。植物名がなかなか浮かんでこない時がある。ひょっとしてMCI(軽度認知障害)だろうか?

 でも思い出した。あれだ!日本のイチヤクソウの仲間だ。彼らはあたかも針葉樹の落ち葉とコケをベッドにするようにして、ゆるい集合を形成していた。

 下の写真は右岸に戻る最中のボートだ。約束の時間よりだいぶ遅いお迎えとなった。オールをこぐ相棒 J君の顔は、戻るうれしさときつい日差しを避けるために、言うならばウレシ・マブシイ表情となっていた。(ドリカムの歌で”うれし恥ずかし朝帰り”というフレーズがあるがそんな複雑な表情・・・でもないか#)

 筆者は結局この川渡りでは、何もしなかった。これがホントのオールorナッシング。

 うれし恥ずかしアサ帰り、うれし腹ペコ キャンプ帰り♪♪ (K.M)