【 北モンゴル最奥部を訪ねて130 】
さらばダルハッド・バレー、レンチンルフンブ村よ。いつかまた来るぞー?! それでもって,ツーリストキャンプを出発。一路ウランバートルに向かう・・・。が,そうはならなかった。結局ウランバートルに着くまで2泊もした。でもこれまで通り、筆者は事前に何も聞いていなかったが。
上の写真はあの見慣れたロシア国境沿いの山並みである。今回が見納めだった。これは出発数分前の風景。しかし,これが朝早くではなく、時間は10時をとっくに過ぎていた。たしか前夜の申し合わせでは、7時スタートだったはずだが。”新潟時間”ならぬ”モンゴル時間”だった。概してモンゴルの人々は時間に鷹揚である。まァ厳格さに欠ける。
とは言え,あちらに滞在していると、この”モンゴル時間”も場合によっては合理的か、と思うこともある。たとえばウランバートル市内の交通渋滞は慢性化していて、ひどい場合は時間が読めない。その結果,約束時間に10分,20分遅れるケースがある。けれど,この程度は「約束時間の範囲内」のようで、これくらいの遅刻は連絡を受けたことがない。
さて下の写真は、4台がしばし止まった場所だ。奥の残雪を抱く連山はやはり国境沿いなのだろう。オフロードを順調に進んできて、最初の休憩をとった。その見晴らしの良い場所でふり返った風景である。
今のところ順調な帰路、見晴らしの良い帰路。 (K.M)