(680) モンゴル日記(395)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて143 】

 テント設営地の南側にはズーッと草原が広がっていた。そこでは様々な花が見られた。テントを張る前に時間ができたので、周辺をちょっと観察しながら歩いてみる。もちろん撮影しながらである。

 ただ,ここに着く前にカメラは充電池の能力切れのために使えなくなっていた。しかし,たまたまスマホ用の車載充電器をJ君が持っていて、それを借りてスマホを復活させた。そのスマホ・カメラで撮ったせいか、サイズがちょっとカメラと違うようだったが。

 それはともかく,そこには大群落こそなかったものの、メガネをかけてよーく見まわすと、なかなか色んな花が目に入って来た。雲の多い日だったが、夕方の7時近くでもまだ明るかった。

 上の写真はおそらくリンドウ類(ゲンティアナ属)だと推測する。日本にはリンドウの仲間が10種以上は分布しているようだが、葉がこんなに長くて剣のような種類はないように思う。草丈はないが、なかなか個性的な草姿だった。それに,この花形とこの青色は独特で目を引かれた。よーく観察したら、花の下にツボミをいくつも抱いていた。

 一方,下の写真はおなじみのモンゴルのエーデルワイスだ。すでに何度か紹介していると思う。けれど,こうしたりっぱな株はあまり目にしなかった。この草原ではこうしたものがあちこちで小群落をなしたり、点在をしていた。

 あちこち花々、あちこち目移り。 (K.M)