最近、山梨県の北杜市を訪ねた。そこで初めて、一度は拝みたかった名山=甲斐駒ケ岳を望むことができた。通称「甲斐駒」は標高2,967mで、全国に14ある“駒ケ岳”のうちで最も高い。南北にやや低い山々を従え、一段高くそびえるその姿は秀峰と呼ぶにふさわしい。もちろん日本百名山にも数えられている。
平地ではまだ雪が降リ出す前だったが、沢筋などには白い線状の降雪が認められた。
体に冷気が伝わってくるが清清しい高原の朝、ひとり散歩に出かけた。人も車もほとんど通らない坂道の上で、しばらく山容を眺めていた。風はほとんどなく、聞こえるのは近くを流れる側溝の水音だけ。褐色に色づき落葉の始まったカラマツ林の奥に見えた甲斐駒は、雄々しく壮麗であった。
日々好日、日々感謝。 (E.O)
