近在の山の一つに白山がある。光栄にも、加賀白山と区別して越後白山と呼ばれることもあるという。その優美な山容は、新潟平野のあちこちから望むことができる。
ところで駒ケ岳などと同様、全国に「白山」は少なくはないだろうと考えていた。それで今回、実際に資料を調べたところ、こう書いて“はくさん”と読ませる山は19もあった。これなら駒ケ岳より多い。北は岩手県から南は大分県まで、標高では171m(福岡県)から2702m(これはもちろん加賀白山)まで様々である。
さて我が白山、標高は1012mで高い方から5番目だが、冒頭述べたように姿形が悪くない。頂上部も含め、なだらかな稜線を示し、コニーデほどではないが、おおむね左右対称である。しかも、どっしりとしている。晴天の時ならば、新潟市の中心部からでも認めることができる。
ところで、この白山も信仰の山とされてきた。麓には名刹「慈光寺(じこうじ)」がある。そこはもともと、山岳信仰に起源があると考えられている。創建時期は不詳だが、再興は1400年代という。かつては曹洞宗越後国四ケ道場の一つでもあった。以前、本堂で外国人が座禅を組んでいる姿を見たこともある。参道の杉木立や伽藍建築も一見の価値があろう。
この冬は本当に晴れ間が少ないが、そうした時にたまに拝める白山の雪景色も絵になる。“越後百山”にも数えられており、新潟では名山の一つであると思う。
日々好日、日々感謝 (E.O)
