(39) ソヨーチ・ガーデンセンター(b)―モンゴルにて⑨

モンゴル

 写真は今回“ソヨーチ”を訪ねた際に、こうした都会的な雰囲気(?)を持った女性のお客さんも来ていた。それで、撮らせてもらったものである。

 ソヨーチ・ガーデンセンターを経営するエヘガザル社は、全体で110名ほどの従業員を抱えているという。ガーデンセンターだけではなく、そこに供給する花苗や野菜などを生産する農場も経営している。(そこは昨年2度にわたり見学に行き、少し農業指導めいたこともやって来た。)また、それだけではなく、造園事業や貸しビル事業なども本格的に手がけている。

 面白いと感じたのは、同社がソヨーチの隣に建設した貸しビルのテナントである。1階には中国の自動車会社が、2階にはわが三菱モータースが、さらに4階には韓国の企業が入居している。モンゴルでしのぎを削り合うアジア企業が顔を揃えているのだ。

 さて、エヘガザル社のD社長との初面談のことである。彼は応接室に筆者とB氏を招じ入れた。ひょっとしたらD社長は最初のうち、こう思ったかもしれない・・・飛び込みで図々しいモンゴル人(B氏)が変な日本の園芸屋を連れて来たな、と。

 しかし、ともかく彼は応じてくれた。そしてしばらくの間、こちらから持参したカタログや資料に目を通しながら、会話に応じてくれた。そのうち彼はこちらに質問を浴びせてきた。生産品目のこと、栽培技術のこと、日本の大手種苗会社のこと・・・などなど。結局は1時間以上お邪魔していたろうか。握手を交わし再会を約束して、ソヨーチを辞した。

 この時の出会いが、エヘガザル社との交流の始まりだった。

モンゴルでも日々好日、日々感謝。 (E.O)

 

(38) ソヨーチ・ガーデンセンター(a)―モンゴルにて⑧

ソヨーチ・ガーデンセンター・モンゴルにて

 “ソヨーチ”はウランバートルで唯一のガーデンセンターである。となると、モンゴルで唯一ということである。ソヨーチの意味は、モンゴル語で”苗”とか”若い植物”という意味らしい。「エヘガザル」という会社が経営している。写真は店内の鉢物売場である。

 ソヨーチを最初に訪れたのは、(27)号で記した2009年3月、つまり初めてモンゴルを訪問した時だった。当時は失礼ながら、モンゴルにガーデンセンターがあるなどとは考えていなかった。モンゴル滞在の終わり頃になって、かのB氏が「ガーデンセンターが出来ているから見るか?」というので半信半疑ながら足を向けたのだ。

 店舗面積はおそらく2000㎡以上はあろう。そこには切花や鉢物は勿論、植木鉢から肥料まで基本的な園芸用品はだいたい並べてあった。しかしその他に、釣り道具やアウトドア用品なども置いてあるし、軽食コーナーのようなスペースも設けてある。驚くと共に感心した。

 一通り店内を見終わった頃、B氏が「社長に会えるかもしれないから」と2階へ誘った。筆者から見れば、彼にはこういう図太い面があり、たまに“そこまでしなくても・・・”と感じることもあったが、たいていは頼りになった。あの盗難事件の際は特にそうだった・・・文字通り助けられたのだが。

 「日本なら飛び込みなのだから、まァ社長が居ても会えるかどうか。けれど、どうせダメモト・・・」と思いながら、筆者も階段を上がって行った。そうしたら幸いにも、社長はたまたま在社しており、会ってくれるという。こうして「エヘガザル社」の社長D氏とご縁が生れることになった。(つづく)

モンゴルでも日々好日、日々感謝。  (E.O)