師走に入ると、あちこちからカレンダーを頂く。そして 有り難いのだが、それが溜まる。
少年の頃カレンダーを幾つももらうと、妙にうれしかった。何だか、自分の生き方の選択肢が増えるようで、またもらったカレンダー分だけ時間が得したような気がした。しかし 近頃はカレンダーをめくる度に、「もう今月も終わる」と思わずため息をついてしまう。
ところで オランダの球根業者からもカレンダーは送られてくる。下の写真がその一つである。よくご覧になると、それが日本製とだいぶ違うことがお分かりになると思う。ひと月1ページの場合、日付けと曜日が記されている点は同じである。ところが、その数字と曜日の配列が大きく異なる。日本製はふつう横に1日,2日,3日・・・と日付けが進んでいく。また曜日表示欄は上に来るし、日曜が一番左に来る。
それに対してオランダの業者カレンダーは、縦に上から下へ1日,2日,3日・・・という風に日付けが変わっていく。また こちらの曜日表示欄は左側に設けてあり、その一番上に来る曜日は月曜である。だから、上から順に月火水・・・と並び、一番下段は日曜日なのだ。
そして 彼の国のこうしたカレンダーには、その最上段に1から52までの数字がふってある。実はこれは一年間の各週を第1週,第2週・・・と示すものなのだ。オランダ側と電話でもFaxでもやり取りする際には、これが便利で的確なのだ。球根ビジネスではこれが当たり前で、こうした交渉をオランダ人らと英語でやれないと、輸入業務は務まらない。
色々な事があった平成23年も暮れます。良い新年をお迎え下さい。年々好年、年々感謝。 (E.O)