瓢湖にいるのは白鳥や鴨類だけではない。数は少ないが、他の鳥もいる。その一つが写真のカワウである。
瓢湖は野鳥保護の面などから、人が入ることのできる西側以外は立入禁止になっている。だから、対岸には行けないし、沖のハス群落も邪魔して、向こうの様子はよく見えない。その上、筆者は近視で乱視なので、沖さえも裸眼ではくっきりとは見えない。だから、湖岸に立ったらメガネをかけ、左右に視線を動かした。他に鳥はいないだろうか?「んっ?!」沖のハス群落の手前に、黒っぽい四羽の鳥を発見した。彼らは水面から突き出た杭の頭に止まっていた。
その日は望遠のカメラを持って来ていた。それを肩からぶら下げていたので、メガネを外し裸眼でそのカメラのファインダーを覗いた。望遠レンズの焦点を彼らに合わせる。・・・カラスとはちょっと違うようだし・・・。「ウかなあっ・・・ウならカワウかなァ」 彼らは眠っているのか、なにやら元気の無さそうな様子だった。
帰ってから、例の鳥博士に問い合わせた。「カワウで正解でしょう」ということだった。ただ、カワウとウミウは遠目ではほとんど区別がつかないらしい。それに、カワウは淡水域だけに、ウミウも海辺にばかりいるとは限らないそうだ。その2種の相違点はくちばしの付け根を観察しないと、厳密な判定はできないらしい。でも瓢湖という場所からすると、カワウで間違いないでしょうとのこと。
「鵜飼いの時だけ話題にせんといてや!」帰りぎわ、彼らが叫んだような気がした。連中、関西から来たんかなァ。
日々好日、日々感謝。 (E.O)
