【 エグ川にて~3 】
左・右の植物も斜面上に生えていたものだ。ただし斜面でも下の方、裾ともいうべき場所で生育していた。それも背後には木が茂っていた。だから生育環境は他より良いだろう。斜面の上の方よりは、乾燥や風当りがきつくない。そのうえ、上の方から流れて来る水分にも恵まれているからだ。
写真左の植物を発見したとき、「おっ,ハマナス?!」と思った。それはともかく、まァ,バラ科の植物だろうというのは筆者でも分かった。わが先生O氏によれば、オオタカネバラの仲間でしょうとのこと。背丈は1mくらいはあろうか。小群落を形成していた。この旅の帰り道、タフト側流域にこれが多く生えているのに気がついた。中には真っ赤な花を付けた個体もあった。今後 機会があったら、この辺りでゆっくりと植物探索をしたいものだ。
また、写真右はナルコユリの仲間だろう。この特徴的な姿を見つけた時は、「へー、モンゴルにもあるんだ!!」。けれど、何か懐かしさのような感覚を覚え、うれしくもなった。これも小群落をつくっていた。その後 周辺を歩きまわったが、このナルコユリはこの場所にしか無かった。
このようにモンゴル北部の、山地のフロラは貧しくはないようだ。これにはちょっと驚いた。寒さと乾燥の面では苛酷といっていい環境下で、さまざまな花が見られるのだから。
釣りどころではなくなってきた?! 日々好日、日々感謝。 (K.M)

