(506) モンゴル日記(221)

【 エグ川にて~17 】

 

 写真左の野草も前述してきた河原の、もっとも下流の方で見つけたものだ。草丈はとにかく低い。ご覧のように地面を這うような感じで、花はびっしりついていた。はじめのうち、ちょっと見の印象でバーベナの仲間かなァ、などと思った。

 帰国してから、師匠のO先生にお尋ねした。その結果、筆者の判断はまったく外れていた。先生が写真をしばしご覧になって言われるには、日本でいうとイブキジャコウソウに近い種ではないか、ということだった。シソ科植物で属名はThymusというらしい。

 一方、写真右は前述の河原から数キロ下流。後半の宿泊地から遠くない地点だ。エグ川左岸、高さ10m以上はある川岸の崩落のようすだ。そこは土の崖で、長さは数十mはあったろう。日本ではおそらく、こんな風景を目にすることはないと思う。日本では川岸をこんな風に放置しておいたら、大雨どころかふつうの雨でも災害になり得るだろう。

 これほど大きくはないものの、小さい崩落ならこのあたりの河川ではときどき目にした。後半の宿泊地のすぐそばでも発生していた。たぶん降雨がひじょうに少ないから持っているのだろう。

 ところで ここからクルマで数分走ると、後半のキャンプサイトに到着した。そこは川に近い草原で、目の前ではエグ川とタフト川が合流していた。

さァ,後半の釣り基地だ。誰かタイメンに当たるだろうか。日々好日、日々感謝。 (K.M)