【 エグ川にて~18 】
後半の宿泊地は広大な草原の角地だった。写真左は、以前にも紹介したセンダイハギの仲間と思われる植物である。この草原の西側では、これがズーッと大群落を形成していた。それは面積にすると、数千㎡はあっただろう。いや,それ以上かも知れない。花々はピークを過ぎていたが、見事だった。
写真右は、そのセンダイハギの大群落の向こうで、羊が草を食んでいる場面だ。モンゴルの草原らしい、おなじみの風景である。文字どおり牧歌的というか・・・。この写真を見ているだけでも、心がゆったり,ほっこりしてくる。
しかし 筆者なりに気づいたことは、羊たちがこれだけ大量の草を食べずに残している理由である。以前にも述べたことがあるが、これは彼らにとって毒草かも知れない、ということだ。それで念のために調べてみた。
案の定だった。マメ科のこのセンダイハギ属やエニシダ属の植物は、シチシンというアルカロイドを持つという。それは有毒物質で、牛などは絶対食べないらしい。けれども 羊や山羊は体内の独自の作用で、食べても毒には当たらないといった記述も見受けたが・・・。
この写真で見ると、羊たちは端っこからこのセンダイハギを食べはじめたのだろうか。それとも端っこの別の野草を食べているのだろうか、どっちだろう?
さて、このシチシンは医学的には禁煙療法に使われているらしい。日々禁煙、とっくに禁煙。 (K.M)

