【 ツクモグサ 】
以前“エグ川めざして”のシリーズで、オキナグサについて記した。その仲間はオキナグサ属(Pulsatillaプルサティラ)に分類される。モンゴルにはその仲間が数種類あるらしい、とも書いた。てっきり希少な植物かと思っていたが、モンゴルではそうでもないらしい。
写真はそのオキナグサの近縁種で、日本名でいうと、同属のツクモグサと思われる。モンゴルでは、首都 ウランバートルでもこれをよく目にするという。時期になると、周囲の山に足を踏み入れるだけで、この花が見られるらしい。親友B氏の話である。実はこの写真も彼が最近 送ってきたものだ。
日本では、ツクモグサは限られた高山にしか生えていない。いわば貴重な高山植物といってよい。それがあの国ではあちこちに生えているらしく、モンゴルの人たちにとってツクモグサは特別な野草ではないようだ。彼らにとってはおなじみの花らしい。”ヤルギ”と発音するのだろうか,正確な読み方は知らないが、Yarguiと呼ばれている。これもB氏の話で、彼にはじめて「オキナグサ」の写真を見せたら、「なんだ、Yarguiのことですね」という反応だった。
考えてみたら、ウランバートルは標高1,300m、北緯が樺太の南部と同じくらいなのだった。そうか・・・。
7月にはまたモンゴルに渡り、フブスグル県で野草観察の日々を送る予定だ。日々花日、日々観賞。 (K.M)









