(146) 1月のウランバートルで ⑤

猫の″モラー″1

猫の″モラー″2

 写真の上下とも、ソヨーチの農場に棲み着いている猫の″モラー″である。

 モラーという意味はモンゴル語で〝猫ちゃん〟という意味だそうだ。モンゴル語では猫を“モル”と言うらしい。その語尾変化でモラーになるとか。

 前々回(144)号の写真で、通訳のT嬢に擦り寄っていたあの猫である。4歳のオスだそうである。

 写真上は、彼が農場の外の通路を歩いて行く勇姿である。おそらく外気温は-20℃前後はあるかと思う。その中を慌てず騒がず堂々と進む。こうした振る舞いを見ると、新潟の猫のように湿った雪の上をいかにも冷たそうに進む姿とは違う。彼らは足に付いた雪や水分をときどき振り払うように、足を上げて震わせるようなしぐさをするのだ。しかし、モラーはそんな振る舞いはしない。ただ、これは彼我の雪質や気温の違いに因るのかもしれないが。

 かと思うと、写真下のように暖房温室でほっこりとしゃがみ込む姿も見せる。温室の一角にある簡易事務室のラジエーター前で、身体を丸くしているのだ。そんな時、農場長のB氏がたまたま在室していて名前を呼ぶと、彼に寄って行く。そして、ひょんと膝上に跳び乗る。

 農場通いの2日目だったろうか。筆者もモラー,モラーと日本語なまりで呼んだら、三回目くらいには側に来た。抱き上げて膝の上に座らせ、頭などを撫でてやる。異民族だと気付いたかも知れないが、一応は甘える。なかなか憎めない。農場の人たちからも可愛がられているようだ。

ここに居ればモラーにとっても 日々好日、日々感謝。 (E.O)

(★今朝起きてみたら大雪だ一晩で30cmは降ったろう。屋根の雪は既に50cmは越えた。しょうがない、これから雪下ろしだ。)