(148) 1月のウランバートルで ⑦

葉樹に止まっていた鳥

 写真は農場の落葉樹に止まった6羽の鳥である。新潟では見たことがない種類だ。10羽ほどの群れが飛来し、順々に止まっていったが、順々に飛び去って行った。彼らはみんな長くは留まっていなかった。慌てて、たまたま持っていたカメラを構えた。ほんの数分のことだったろう。

 身体全体は黒っぽいが、腹の大部分と胸が鮮やかな白である。大きさはカラスより小さいだろう。飛ぶ姿を間近で見ると、なかなか美しいものだ。羽ばたく度に翼の白い部分がパッと広がり、それに長い尾もまっすぐ伸ばす。ただし、鳴声はお世辞にもきれいとは言えない。ギャーギャーと叫びに近い声をあげる。

 ただ、この鳥は以前からウランバートル郊外の山野でも見かけた。おそらくカラスの仲間かなァ、とは思っていた。

 今回は良いタイミングを得たので、まともな写真が撮れた。その撮影した写真を拡大し、はじめは自分なりに調べてみた。鳥図鑑を広げたり、インターネット検索を覗いた。 その結果、カササギではなかろうかという結論に達した。

 その後、やはり鳥博士に確認して頂いた。カササギで間違いないでしょう、という返事だった。とは言え、鳥博士は心配もしておられた。雑食性とはいえ、酷寒のモンゴルで餌はあるのだろうか、と。先生はやはり愛情が深い。

 ところで、今回この鳥を調べていたら、興味深い二つのことを知った。一つは日本でも佐賀県とその周辺に棲息していること。もう一つは学名が、Pica picaということだった。

酷寒の地でも鳥たちは生きていて 日々好日、日々感謝。 (E.O)