【食卓の牡丹肉】
U氏から、Bさんと共に自宅での夕食に招かれた。彼はエヘガザル社のD社長の兄で、グループ内の園芸売店の経営を任されている。その店は市中心部にあり、同社の創業の場所らしい。そこで彼らの母親が花屋を始めたのだという。現在ではその店が入居しているビル全体が、エヘガザル社の所有となっている。
招待日は婦人デーも去り、こちらの展示会も終わった帰国日前日となった。写真は、その際に食卓に並べられた奥さんの手料理である。この後からも次々とご馳走が出された。注目してほしいのは写真の上の方,二本の瓶の手前に置かれた皿である。
これはU氏が昨年秋に狩猟で射止めた猪の肉のスライスである。これだけは彼が独特の手法で保存をし、調理をしたらしい。これが実にうまかった。臭みも全くなく、軟らかい。舌が鈍感な筆者でも、豚肉とは違う美味しさは分かった。彼の話では、冬に備えて秋に猪が松の種子を食べ込む。そうした猪が美味しいという。ただ雄・雌の別も話したように記憶しているが・・・ウォッカの酔いが回ったのかよく覚えていない。ただ最初は恐る恐る手を出し、しまいには一人で何切れも食べた。
日本では一度も口にしたことがなかった牡丹肉である。硬いとか臭みがあるとかいう噂を耳にしていたので、食してみようという気が起きなかった。しかし、「郷に入っては郷に従え」である。モンゴルでの体験はこれを基本にしてきた。今回もU氏が強く勧めるので、挑戦したという訳だ。
モンゴルの味にも親しんできて? 日々好日、日々感謝。 (E.O)
