(218) 8月のモンゴル②

チンギス像と新郎新婦

【チンギスハーン像と新郎新婦】

 帰国する前日、スフバートル広場に寄った。それは今回同行してくれた同業のS社長に、少しは観光をしてもらおうと、モンゴルの親友B氏が発案したことだった。それで、筆者も一緒について回った。

 ザイサンの丘を訪ねたあと、ここに来たのだ。天気も良く、大勢の人々が広場に集まっていた。その中に、民族衣装を着た一団がいた。彼らをよく見ると、その中心には白いウェディングドレスの女性と黒いモーニング姿の男性がいた。おっ、結婚式だったなァ・・・。B氏が頷いた。

 しばらく彼らを眺めていると、新郎新婦は国会議事堂の方に進んで行った。そして、チンギスハーン坐像のある正面階段の護衛と一言二言はなしをした後、警備ロープをくぐらせてもらい正面階段を上がっていった。一般人は立入禁止らしいのだが。

 その後、両親か兄妹なのだろうか、5,6人が同じように階段を上がって行った。写真はこの時のものだ。どうやら記念撮影でもするらしい。気づかなかったが、写真屋と思われる男性が上で待ち構えているではないか。気のせいか、坐像のチンギスハーンも苦笑していたように見えた。

 B氏に尋ねたところ、「昔は考えられなかったけど、こういうことは最近ときどきあるようです。それに民族衣装を着て、こんなことをするのは、だいたい田舎の人たちですよ」との皮肉まじりの答え。

 そう言えば、親友B氏はウランバートル育ちのシティボーイだった。

少子化・非婚化のすすむ国から見ると、どうであれ結婚は意義深いと思うのだが・・・。大安吉日、日々感謝。 (E.O)