(55) ゴイサギ

とり逃がさなかった鳥

 地元の田園地帯を歩く早朝ウォーキングを始めて、7,8年経つだろうか。おそらく初めて見た鳥だと思う。いや正確に言えば、気が付かなかっただけなのだろう。

 それはともかく、番いのような2羽の見かけない鳥が薄暗い田圃に降りて、何かを啄ばんでいた。何の鳥だろう?ちょっと興奮した。それでウォーキングはちょうど戻り道だったので、「飛び去らないでくれ。」と祈りながら、早足で家に帰った。すぐさまデジカメを携えて、クルマで再び現場に向かった。良かった、彼らはまだいた!

 彼らは隣の田圃に移動してはいたが、まだ餌捕りを続けていた。車外に出ずにソーッと窓を開け、観察・撮影することにした。この鳥だけではなく、人が近づくと逃げるのが普通だが、クルマで近づいた場合には逃げないものが少なくない。経験上、そう思う。

 小形ではない鳥で、この辺りの田圃に降りて餌をとるのはサギ類くらいか。しかし、サギの仲間にしてはほっそりしていないし、ズングリムックリの体形だし・・・。カモ類が田植えをした後の水田に降りる場面など見たことがないし、その姿形でもなさそうだし・・・。

 やはり専門家に判断してもらおう。それで、いつもの鳥博士に目撃情報と画像をメールで送り、問い合わせた。早速、ゴイサギではないかという返事が届いた。そこで鳥図鑑であたってみた。なるほど、姿形,色あるいは彼らの行動等からそうだろうと確信した。さすが、博士!と、改めて感服してしまった。

鳥にときめきを覚えて 日々好日、日々感謝。 (E.O)