(57) 野菜の花-ジャガイモ

ジャガイモの花

 ジャガイモの代表的な品種の一つ「男爵薯」の花である。ジャガイモ畑の開花風景は北海道などが時々テレビで紹介されることがあるが、絵になる映像だ。

 ご承知のように、野菜の花でも観賞価値のあるものは少なくない。ジャガイモもその一つだと思う。花は5弁、花色は「男爵薯」の場合なら始めは薄い紫で、しだいに白に変わって行く。また、花組みはご覧の通り明快である。中央の黄色い花心がアクセントになっている。そして、その開花期間は短いと言うほどではない。1週間以上は咲いているのではないか。

 植物のビジネスに携わっているけれど、自分は本当に植物のごく一部しか知らない!改めて今回もこの事に気付かされた。

 植物分類上 ナスは当然のこと、トマトやピーマンもナス科である事は認識していた。しかし全く恥ずかしながら、このジャガイモもナス科だとは知らなかった。ナスやトマトやピーマンはその果実を食べる。そして、じっくり比較したことはないが、花も似ていると思っていた。

 それに対してジャガイモは、イモ(塊茎)を食べる。まれに出来るらしいが、果実も見たことがない。観察してみないと、花が似ているなどとは思わない。が、今回じっくり眺めてみると、確かに花組みは似ている。それにジャガイモは分類上 ナス科ナス属なのである。ちょっと驚いた。

 原産地は南米アンデスであり、日本には江戸時代にもたらされたと言われている。南米からヨーロッパへ、そして日本へ・・・ジャガイモのみならず、栽培植物の起源と伝播というのは好奇心をそそられるテーマではある。

花を愛で、イモも食して 日々好日、日々感謝。 (E.O)