(70) モンゴル再訪2-ホテルの募金箱

モンゴル再訪2-ホテルの募金箱

 宿泊したホテルのフロントに置かれていた募金箱である。モンゴル人の友人B氏の説明では、東日本大震災向けのものだという。

 今回の大震災へのモンゴル政府の支援は、救援隊12名の派遣,義援金100万ドル(8,200万円)の拠出,毛布(2,500枚)・防寒具等の救援物資の提供などであった。

 それとは別に、3月下旬にはモンゴル政府が全ての公務員に給料1日分の募金を呼び掛けた。そうしたところ、一般の国民や企業の自発的な募金活動に発展し、1億数千万円が集まったという。これは報道もされたし、友人B氏も語っていた。

 そういえば、4月にモンゴルに渡った時のことだ。最初にエヘガザル社を訪れた際、こちらが挨拶を済ませた後、まず2月に先方へ輸出した植物の様子を尋ねた。 そうしたところ、「それよりまず大震災のことを聞かせてほしい。」とD社長から求められたのだ。予想外の事であったが、よい意味で驚いた。また話をしているうちに、彼らも民間の募金活動には積極的に応じたことが分かった。それには筆者も心から御礼を申し上げた。

 現在モンゴルの多くの人々が日本に信頼を寄せ、親近感を抱いている。筆者の経験したこうした事例からも、それが窺える。

 東アジアには対日感情が良いとはいえない、付き合うのに難しい大国が2つある。しかし、今さら日本の地理的位置は変えられない。それなら、その2大国にはさまれた親日国であるモンゴルと、外交戦略上もいっそう強く連携すべきではないか。豊富な地下資源だけではない、モンゴルの持つ可能性は低くはないのだ。園芸屋のオヤジでさえも少しは考えてしまう。

モンゴルを思うと 日々好日、日々感謝。 (E.O)