(72) モンゴル再訪4-農場にて②

モンゴル再訪4-農場にて

 前回述べたエヘガザル社の花卉栽培の農場で、筆者が“指導”をしているところである。

 指導などと言うと、おこがましい。そんなに実務的な知識や体験を持っている訳ではない。ただ単に彼らより知っていることを伝えるだけなのだ。今回は主に、こちらから輸出した苗の植え付けと、その後の栽培方法について話をさせてもらった。

 ところで、写真右端の帽子をかぶった半袖シャツの男性が、D社長の弟=B農場長である。その次 右から2番目の人物が件の友人B氏である。もちろん彼からは通訳を務めてもらった。女性たちは農場の従業員である。

 B農場長は真面目で仕事熱心であり、農場では最も信頼できる人物である。また、彼は改善意欲も研究心も旺盛である。何か分からない点があると、筆者に尋ねてくる。だから、正直のところ困る場合もある。しかし、こちらは頼りにされていると思うと、何とか応えてやろうとする。

 4月に農場を訪れた際には、ユリの冷凍球の扱い方は聞かれるし、農場で発生した害虫のことでも質問を受けるし、ちょっと大変だった。それで筆者が簡単に答えられないと、携帯電話で新潟のうちの会社まで電話を入れ、担当者に教えを請う始末であった。それでも、役に立ったようだ。

 今回の滞在中でも、彼は筆者が話した栽培上の注意点をメモに書き留めておき、それをその日のうちに文書化していた。そして翌日、その文書を栽培区域の皆に見える場所に貼り付けておいたのである。これには感心した。D社長は血のつながった彼のような経営幹部がいることでだいぶ助けられている、と思った。

モンゴルの農場に行っても 日々好日、日々感謝。 (E.O)