このセンダンは普通のものと少し違う。斑入りのセンダンなのだ。初めて見た。
ご覧のように、斑は葉だけではなく実にも入っている。それが縦じま模様を呈し、なかなか綺麗なのである。おまけに、そうした実が少なくない。
この斑入りセンダンはまだ若木のようなので、実の大きさは直径1cm程しかなかった。普通のセンダンの場合、実はもう少し大きく、それにもっと楕円形になる。また 実の色は、はじめは緑色で後に黄色くなる。
そこで気になり、栽培している人に訊いた。この斑入り種の場合、実の色の変化はどのようなものか。また、実はいつ頃まで付いているのか、と。その答えによれば、はじめのうちは写真の通りだが、白い部分がしだいに薄黄色に,緑の部分が黄色に変わるという。また 実が付いている期間については、明確には覚えていないが、短くはなかったように思う、とのこと。だから、実の色の変化を数ヶ月は楽しめるようだ。
さて、その実の利用についてだが、その核は数珠の玉に用いられる。ところで、英語でこのセンダンの木をbead treeと呼ぶようだ。beadは数珠,装身具用の珠といったような意味である。つまりセンダンはまさしく“数珠の木”なのである。その実の利用法が、西洋とも似通っているらしい。ついでながら、和英辞典も調べてみた。その結果、これが複数になると当然beadsとなり、ビーズ球のビーズのことらしいと分かる。
なお、あの「栴檀は双葉より芳し」のセンダンは、ビャクダン科のビャクダンの別名で、これとは違う。
そう言えば筆者の人生にも所々に斑が入って来た!? 日々好日、日々感謝。 (E.O)
