(193) デルフィニウム物語①

デルフィニュウム写真・画像-1

 デルフィニウムの鉢植えである。ただし、写真のバックも青系で申し訳ない。

 この花は主に切花用か花壇用に使われる。だが、これはうちでプラグ苗を鉢に植えて育てた。商品としてではなく展示用にである。それで、二分咲きのころ農場から事務所に持ってきたのである。

 写真は先月中旬に撮影したもので、この時はまだ五分咲きだった。花穂の下の方から咲き始め、頂上の最終の一花が咲いたのは先月29日。そして、今月に入っても咲き続けていた。だから、1ヶ月以上は楽しめた。

 これはタキイのF1オーロラシリーズの“ブルーインプ”という品種である。派手な色合いではないものの、渋みを帯びた微妙な青である。豪華な大輪八重咲きで、花茎には数多くの蕾が付いていた。全部で50個くらいは数えた。

 このデルフィニウムは青系のあらゆる色調を持つという。ところで先日、新潟県とサントリーが共同で青いユリを開発したという報道がなされた。その評価は別にして、青というのはやはり花好きにはたまらない色彩の一つなのだろう。なぜなら、青色が中心のこのデルフィニウムは、園芸史的には英国,フランスそしてアメリカなどで300年にわたって品種改良がなされてきたという。

 日本には戦前から何度も導入されたが、定着しなかったらしい。その理由は、もともと涼しく乾燥気味の気候を好むこの花が、日本の梅雨と蒸し暑い夏には適わなかったということらしい。だが 最近は新品種や栽培情報の提供等によって、事情が変わってきている。

空、海、デルフィニウム・・・ 日々青日、日々感動。 (E。O)