写真の鳥はムクドリだと思った。けれど 万が一コムクドリかも知れないので、念のために例の鳥博士にお尋ねした。その結果、間違いなかった。
その際、コムクドリのことについても小講義を受けた。それによれば、彼らは夏鳥なのだそうで、夏ならこの辺でも公園の木立ちなどでも見かけることがあるという。ただし今の時期だと、もうほとんどお目にかかれないとのお話。
さて、ムクドリである。彼らは数羽でやって来て、ある種 堂々と柿を啄ばんでいく。メジロと比べると、せわしない食べ方はしない。おどおどした素振りなどは見せず、落ち着いている。ただ、ときどき例のギャアギャアという喚き声をあげるが。
撮影の際はメジロにもこのムクドリにも、家の中からガラス戸越しにそっとカメラを向けた。しかし、カメラを構え直すのに少し体を動かしただけで、メジロはすぐ逃げた。彼らは感知するのだろうか?それに対して、ムクドリはこうした動作にはそれほど反応しない。ただし 足もとの段差によろめいて、ドタッと音を立てた時には飛び去った。
だから、メジロほどではないが、満足のいく写真を撮るのには苦労した。この二枚の写真を得るのに、何枚撮影したことか。結局、これにも3日ほど費やしたろう。写真家やカメラマニアがときどき語るように、やはり決定的瞬間を捉えるには忍耐力が必要だ。
ところで先日、鳥博士と約束した。近いうちにバードウォッチングに連れて行ってもらうことを。密かな楽しみが出来た。
ムクドリは今月に入っても、たまに顔を見せる。日々好日、日々感謝。 (E.O)

