(253) 朝日連峰

朝日連峰

朝日連峰

 今月1日に降った初雪が、ほぼ消えた3日のこと。気温が1℃しかなく、寒い朝だった。しかし、午前中はよく晴れ上がった。こんなに青空で見晴らしのよい冬の日は珍しい。だから、はるか彼方に雪化粧した朝日連峰を眺めることができた。それで、お昼にカメラを持って撮影したのがこの写真だ。けれど天気予報通りに、午後になってからは曇ってきた。

 新潟平野の真ん中とも言うべきこの地から、朝日連峰がきれいに望めるのは一年のうちでもそう無いだろう。北東の方角に、直線距離にしておおよそ90kmはあろうか。だから、飯豊連峰ほどには姿を見る機会がない。だからこそ、この風景にはちょっと感激した。

 この朝日と飯豊という二つの山並みは、日本海に注ぐ荒川によって北と南に分断されている。しかし、この二つは成因や地質の面でもよく似ており、兄弟のような間柄らしい。それに両方とも、冬は日本海からの強い季節風にさらされる。そのため森林限界が低く、自然条件は北アルプスの3000mクラスの山々と変わりがないと言われている。

 若い頃、飯豊連峰には登頂したことはなかったが、途中まで登ったことはある。しかし、この朝日連峰には麓にすら近づいたことがない。標高では大朝日岳が1870mで最高峰だが、2000mには達しない。しかし、飯豊と同様に山が深く、登るにはなかなかきつい、と多くの解説書には書かれている。(下の写真に写った最も高い山が、大朝日岳と思われる。)

朝日連峰は憧れのままで、もう挑めないだろう。でも、眺めることができるので 日々好日、日々感謝。 (E.O)