写真はオナガである。番いかどうかは分からない。先月からときどき、裏庭(いや裏藪)にある二本の柿の木に飛来していた。けれど、この二羽は今月に入ってやって来た。ただし彼らは、柿の実を食べに寄ったのではなかったようだ。数羽づつ代わる代わるに飛んで来ては、遊び騒いでいるのか(?)、止まる枝をあちこち替えながら、長居はせずに飛び去った。
オナガという断定に一応自信はあったが、念のためにいつもの鳥博士に確認をお願いした。その結果、間違ってはいなかった。体長は30cmくらいだろうか。鳥図鑑には40cmという解説もあったが。姿・形や羽の色合いは魅力的である。頭部は半分ほどが黒い。また写真に写った白っぽい腹側よりは、薄い灰色と青色を帯びた背側が美しい。尾羽が長くスキッとしていて、先の部分が白い。渋い色調で、なかなか上品さも感じさせる。
動作はきびきびしており、すばやい。ただ、鳴き声を美しいと感じる人は少ないのではないか。「ギャーイ,ギャイ,ギャイ」というような、けたたましい声をあげる。けれど聞いたことはないが、繁殖時期の番いは、かわいらしい鳴き声を交わすという。分類上は、カラス科の野鳥である。
ところで、この鳥の世界的な分布が、ユーラシア大陸の東西の両端に見られるというから面白い。すなわち東端は日本とロシア東部,中国東部であり、西端はイベリア半島の一部だという。なお近年、西日本では1980年代以降、繁殖が確認されていないという。
高貴さすら感じさせる野鳥だが、気性は激しいらしい。 日々好日、日々感謝。 (E.O)
