(258) 柿の木への来客③

ヒヨドリ

ヒヨドリ

 写真は、年末に柿の木にやって来たヒヨドリである。まともに撮影できたし、ヒヨドリをこの紙面で紹介するのは初めてだったので、取り上げた。彼らは二羽で飛んできて、柿の実をしばし啄ばんでいた。その旺盛で巧みな食べ方にも感心!今回も、もちろん鳥博士に判定をお願いした。

 このヒヨドリ、体長はムクドリなどよりは大きいが、少しほっそりしている。また 灰色から茶褐色にかけた羽の色で、華やかさはない。鳴き声もピーッ,ピッピーッという風に聞こえ、少し甲高い感じを受ける。古人がヒーヨ,ヒーヨと聞いたから、ヒヨドリと呼ばれるようになったという説もある。

 ところで、年が改まってから最初に目にしたのも彼らだった。その他にも常連のムクドリ,メジロ,それにメジロより小形の鳥なども顔を見せた。きのう4日の厳しい冷え込みの中でも、青空が一時のぞいたら、彼らは立ち寄った。それに、きのうはカラスまでもが食べに来た。一羽だったが、三口,四口実を啄ばんでから立ち去った。

 だから、正月で昼間 家にいたときには、この柿の木に自然と目が行った。実は自宅裏には柿の木が二本あり、一本は甘柿の子成場柿(こなしばがき)であり、この木の実は既に一つも残っていない。それに対して、写真に写ったもう一本は平核無柿(ひらたねなしがき)という品種だ。渋柿ではあるが、熟すと甘くなってくるという。どうやらこの事を鳥たちも知っていると思われる。

今朝も一羽だったが、ヒヨドリが筆者の朝食前に実を啄ばんでいた。

野鳥たちには正月もお盆もない。でも 日々好日、日々感謝。 (K.M)