【冬のテレルジ⑥ モンゴル式さいころ占い】
ゲルキャンプに到着して、しばしクラブハウスのレストランで休憩していた。ソリが二つ足りなかったからだ。それをクラブハウスの従業員が準備する間のことである。
誰かがこれを借りてきた。そして、3人がこのモンゴル式さいころ“シャガイ”をはじめた。写真上である。この四個の物体を片手で転がすのだ。その度に、写真下の英語で書かれた表を覗きこんで、一喜一憂していた。うんっ?さいころに似てるなァ。
最初、この四個の材質が何なのか、見当がつかなかった。しかし 観察すると、動物の骨?らしいことに気づいた。これまでモンゴルを何度も訪れているが、今まで見たことがなかった。だいたい、このシャガイという伝統的な遊び道具があることも知らなかった。親友Bさんによれば、それは羊のくるぶしの骨だという。
この骨の面を4種類に分け、振って出たそれらの目の組み合わせで判断するというものらしい。ちょうど日本のさいころのように、振ってゲームで用いたり、おはじき遊びのように使うのだそうだ。これは帰国してからインターネットで検索してみたら、詳しく出ていた。けれど 彼らは、四個のシャガイでゲームではなく占いをやり出した、ということなのだ。
そのうち筆者にも声がかかり、振ってみた。筆者の出目の解説は、写真下の中ほど“You will hear good news”であった。結局これは半分当たり、半分は外れた、と思っている。その理由は後述する。
㊟これは「社外秘」。 日々好日、日々感謝。 (K.M)