正月早々、少し珍妙な植物を紹介する。マッソニア(マッソニア・プスツラータ)という。近所の珍品屋さんにあった。
原産地はあの南アフリカで、その限られた乾燥地域に分布するという。現在のところ、この仲間は8種に分類されているようだ。ユリ科植物である。
ご覧のように独特の姿で、いつまで経ってもずっと二枚の葉のままなのだ。これだけでも興味を引かれるのだが、その葉の付け根に一個ちょこんと蕾を出す。そして、冬に白い花を咲かせる。珍奇なのだが、神秘さも兼ね備えている。写真は年末の咲き始めの様子で、松の内にはきっと満開になるだろう。そうしたら、またお伝えしよう。
さて このマッソニア、艶のある多肉質の葉の表面には黒っぽい縞模様が表れる。長さ10㎝ほどのその二枚の葉が、両側にベタッと広がり出て、茎や枝は持たない。原産地も開花期も花も似ていて、同じ球根植物だから、ハエマンサス(眉刷毛オモト)に近縁のイメージを持っていた。しかし、長い花茎は持たない等の違いもあるため、念のために確認してみた。そうしたら、ハエマンサスはヒガンバナ科であった。
以前は、マッソニアは知る人ぞ知る植物だった。園芸業界でも、わずかの人々がこの植物の栽培に取り組んでいた。しかし、最近は球根植物の珍品として、インターネットでも顔を出すようになってきた。それに栽培方法なども知られるようになってきている。
こうした咲き出しの状態から、満開まで数週間は楽しめるだろう。
こんな珍奇で楽しい植物を知ると、世界観がまた広がって 日々好日、日々感謝。 (K.M)

