京都出張だったので、いつものように伏見稲荷にもお参りしてきた。商売の神様というだけでなく、以前におみくじで「大大吉」を二度も授かった、縁起の良い稲荷様である。
今回は朝早かったせいか、参拝者はまだ少なかった。しかし、空気は清々しかった。やはり、神域だからだろうか。上の写真に写った入口の大鳥居(第二鳥居)をくぐる。中に足を踏み入れると、雪の新潟の白い世界からやって来て、朱色の異界に入り込んだような気がした。この鳥居が、そこへの入口のように思える。その感覚はそう的外れでもないだろう。鳥居というのは本来、神域と人間世界を区分する意味合いがあったらしいから。
さて、楼門,本殿を経て奥に上がって行くと、まるでトンネルのように鳥居がずーっとつながっている。このびっしりとすき間なく連なる区間は、「千本鳥居」と呼ばれている(写真下)。
さらに進むと、その先の方にはきれいなトイレも設置されている。また、途中で一方通行も設けられており、上りの参拝者と下りの参拝者が一緒になって混雑しないよう、鳥居道が二列に分かれている区間もある。
ところで その鳥居の数は、およそ一万基とも言われている。そのおびただしい数の鳥居に記された寄進者を見ていくと、なかなか興味深い。その多くは企業で、やはり場所がら西日本からが多い。でも、さすが広く名の知られた神社であり、稲荷様の総本社である。寄進者は全国区である。多くはないが、新潟県の企業の名ももちろん確認できる。
京都にはやはり異界があちこちに存在する。日々好日、日々不思議。 (K.M)

