【 結婚式⑥ (終わり) 】
モンゴルの結婚式で、異国人の筆者が歌わされるなんて・・・。ただニコニコして酒を飲んでいればよい、と考えていたのに。
宴も後半に入った頃だろうか。まず 歌いだしたのはU氏の奥方Sさんである。彼女はなかなか上手で、ビックリした。そのときは「U氏夫妻は主賓として招かれたので、奥さんは挨拶代わりに歌ったのだろう」、くらいに思っていた。
ところが それを皮切りにして、新郎側の参列者から歌がはじまったのだ。それが左の写真である。男性が独唱をはじめた。もちろんカラオケなどない。彼は馬乳酒を右手に持ちながら、軽い声で歌った。そして 、次は合唱である。いわゆるアカペラというのだろうか。その合唱グループには、何と新婦も加わった。(写真右)
ひととおり新郎側の参列者が歌い終わった後、今度は新婦側の参列者に回ってきた。そして、アカペラの合唱が始まったのだ。その1組目が歌いだした頃、同行した通訳のZ嬢から変な話が伝えられた。
「皆さんが、カタオカさんにも歌ってほしい、と言っています。歌わないと帰さないそうです?!」。彼女は苦笑いを浮かべながら、ささやいた。
いやァ,まいった。歌詞カードなどはもちろん無い。何曲かが、頭の中を行ったり来たりした。「愛の予感」から「相川音頭」まで・・・。
♪ 結局、「上を向いて歩こう」を歌い、ぶじ帰された ♫ 日々好日、日々感謝。 (K.M)










