【 エグ川めざして~ 7 】
写真の植物は毒草らしい。ナス科植物で、写真右が花,左が種子である。学名はHyoscyamus nigerというらしく、検索していったらヒヨスと記されていた。ユーラシアに広く分布していたが、現在は世界中に拡散しているらしい。ただしナス科植物だから、日本には持ち込めない。だから、国内では目にしたことがないのだろう。
前号でとり上げた羊と山羊の道路横断の場所からまもなくして、町があった。そこの売店でドリンク類を求め、皆で休憩をとる。筆者はその周辺をちょっとウロウロ。すると、この植物がところどころに生えていた。草丈は50㎝以上。
こんなに目立つのに、どうして家畜は食べ残すのだろう。ひょっとしたら毒を持った植物かも知れないな。結果的には、その予想が当たった。そう言えば目を凝らすと、茎・葉に毛が生えていて、いかにも毒草のような感じがした?!(調子がいい・・・)
ところで、今回のメンバーのなかでは、一応 筆者が植物に詳しいということになっていた。だから 、目にとまった植物があった場合、よく分からないでは格好が悪い。だから、問われた場合のみ、この植物はケシの仲間のようだ、こっちはバラ科でしょう等と、推測できる範囲で大ざっぱに語った。決して断定的なことは口にしないように努めた。
北モンゴルで最初に目についた植物が毒草だったとは。でも 日々好日、日々感謝。 (K.M)