(481) モンゴル日記(196)

【 エグ川めざして~ 3 】

 

 写真はもちろんエグ川ではない。これはそのはるか手前、ハラ川という水量の多い川だった。ダルハンという町の南側を流れている。

 3時間前にウランバートルを出発し、北上してきた進路もこの辺りで大きく西に曲がる。とはいえ、この地点はまだ旅の前半だ。ここから、この日の目的地まではその後10時間ほどかかった。

 前号でとり上げたオボーに寄ってからはじめて、休憩をとるために2台の車はこの川原に下りた。途中 道路が工事中で、う回路の草原を走っても来た。その土ぼこりのなかを駆け抜けるとき、サファリ・ラリーもかくやと思った。

 ところで 川原で休憩をしていると、数多くのツバメが飛びまわっているのに気づく。川辺にはエサとなる虫が多いのだろうか。また、草原には黄色のかわいらしい花々が咲いていた。キンポウゲ科の植物だろう。それにしてもゴミが多いなァ。

 とするうちに、馬に乗った男の人がいつの間にか橋の下にやって来た。そして 躊躇することなく、対岸からこちら側に渡河をはじめたのだ!(写真右)これにはちょっと驚く。同行の3人の日本の若者も「おおっ!」と、みなカメラを構えた。

 何ごともないかのように、彼と馬は文字どおり人馬一体となって、躓きもせず無事に渡りきった。そして こちら岸に上がり、休憩をとるでもなく去って行った。

小さなドラマは思いがけず起きる!日々好日、日々感謝。 (K.M)