(551) モンゴル日記(266)

【北モンゴル最奥部を訪ねて14 】

モンゴル日記|北モンゴル最奥部を訪ねて

>【北モンゴル最奥部を訪ねて14 】

 高原のような場所に出ると、路面はデコボコが少なくなってきた。また,急な上り・下りもほとんどなくなった。平坦で乾燥した土の道がしばらく続く。あたりはしだいに草地の丘陵が広がり,気持ちのよい風景となった。ただし,樹木はまったく現れない。

 ただ困ったのは乾いた土の路面なので、前を行くクルマの土ぼこりが大量に舞いあがることだった。だから,暑いけれども窓などとても開けていられない。それで前走車の土ぼこりを避けようと、各車ともだいぶ車間距離をとりはじめた。その結果、ときどき先頭のBa氏のクルマを見失うこともあった。しかし,後続車がだいぶ遅れると、彼はその先々でちゃんと待っていてくれた。やはり彼は隊長にふさわしかった。

 そのうち草原のあちこちに岩が露出する、風変わりな景色が現れた(上の写真)。草原から、岩の集団が頭を突き出したような感じだった。これはいわゆる節理といわれる岩の集積なのだろうか?中には明日香村の「石舞台」が砕かれたような姿のものもあった。きっと太古の昔,地殻変動か何かで形成されたのだろう。この奇観はしばらく続いた。

 こうした丘陵の草原を走っていても、必ず放牧された牛・馬あるいは羊・ヤギの群れが視界に入ってくる。ということは、彼らを飼う遊牧の人々もこの辺りで生活していることを意味する。目を凝らしてよーく眺めると、遠くに白いゲルも所々に発見できた。(下の写真)

土ぼこりを気にしなければ、快適な走行だった。 あちこち景勝地、あちこち喚声。 (K.M)