(557) モンゴル日記(272)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて20 】

20160827-01

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 相変わらず草原と丘陵がつづいた。けれど,しだいに平地がなくなってきた。やがて道路の両側とも,なだらかな傾斜の草原になった。家畜の群れもゲルもほとんど見えなくなる。しかし,のんびりした風景は変わらず、何の音も聞こえてこない。

 話は変わるが、これが今頃のような暖かい時期ならいい。一転,冬になると状況が違ってくる。それで上の写真に出ている木造の施設のことを述べる。

 前にも触れたが、これらは家畜のために設置した冬季用の避難小屋だ。たいてい山裾に設けられている。冬の寒さが厳しい時には、家畜たちをここに誘導する。それでもなお酷寒の場合、百万頭の単位で家畜が死ぬことがある。こんな時はニュースにもなり、筆者もテレビで見たことがある。

 こうした事態に陥ると、家畜たちが可哀想,などといった次元ではもちろん問題が片付かない。それはこの国の産業の話に変わってしまう。モンゴルの有力な輸出農産物にもなっている食肉や乳製品のビジネスに悪影響が及ぶ。

 ところで,下の写真で青い花はキキョウの仲間である。その隣にはマンテマの花も見える。また左奥にはエーデルワイスも確認できる。上の写真の場所を過ぎてまもなく、あちこちで花の咲く斜面に出た。そこではいくつかの花を見ることができた。

ここでの休憩が11時頃、ランチが結局14時頃だった。まだまだ先のランチ、もう腹の空き?!  (K.M)