(567) モンゴル日記(282)

【 北モンゴル最奥部を訪ねて30 】

北モンゴル最奥部を訪ねて30

北モンゴル最奥部を訪ねて30

 上の写真は峠の手前、長い尾根上にあった巨大な岩である。長さは6,7m、高さは2,3mはあったろうか。遠くからでも目立つ。ただ近づく前は何かでかいヤツがあるなァ,くらいにしか思わなかった。しかしそばに行ったら、びっくり!姿形がヒヒに似ていた。

 天然の造形物ながら面白い。この写真でいうと、岩の右側の尾の部分が短い点以外は、まさしくヒヒだろう。左側上部を頭に見立てると、目や鼻に見える凹凸がある。ただし,実際のヒヒはこんな座り方はしないかも知れないが。

 このような姿形をした個性的な岩を見ると、やはり日本人なのか、何か名前を与えたくなる。まァ平凡だが、分かりやすさから”ヒヒ岩”といったところだろうか。

 さて,下の写真は峠からの眺望だ。これが抜群だった。山道を進んでくると、”ヒヒ岩”を右の尾根に見て、まもなく峠に着く。そこからは,手前から奥まで山々が三列に重なる風景が広がる。そして,彼方には雪を残した高い山々も拝めた。この山並みの向こう側がロシア領なのだという。空には雲が多かったが、筆者を含め何人かがこの素晴らしいパノラマに驚きの声をあげた。

 この美しい眺めを堪能していたら、仲の良さそうな夫婦連れがやって来た。そこでまた,印象深い場面が生まれた。それは次号に記す。

良い景観は人の足を止める。人を喜ばせる。人に希望を与える。日々絶景、日々感動。(K.M)