(49) 白い花-その4

白い花

 写真を目にした時、まるで重い雪をかぶった樹木のようだと思った。花が満開のオオデマリである。早朝の光の加減なのか、独特の色調を帯びた画像となった。

 オオデマリの花は名前のごとく、手毬と表現した方がよいような形とボリュームになる。これは装飾花ゆえなのだろう。また咲き出しの頃、うすーい緑色を帯びるのも悪くない。それがしだいに白くなって行くのだが、その色彩の微妙な変化を見せるのもこの花の魅力だと思う。

 ウォーキングの行き帰りに必ず目にするこのオオデマリの木。今朝は台風2号くずれの温帯低気圧による強風のため、咲き終わった花々がすっかり散り落ちていた。そして無数の花びらが、根もとの周りにまるで積雪のように溜まっていた。あの盛大な開花から華々しい(?!)散り様まで、賑やかな祭りの神輿がやって来て、一騒ぎしてさーっと去って行ったような感じである。

 なお蛇足ではあるが、分類上オオデマリはスイカズラ科ガマズミ属であり、コデマリの方はバラ科シモツケ属である。

花があれば 日々好日、日々感謝。 (E.O)