【 北モンゴル最奥部を訪ねて16 】
草原に岩が飛び出していたあの奇観は、やがて見えなくなった。そして再び、上の写真のようにどこまでも草原と丘陵が広がる風景になった。そして,そこには放牧されている家畜たちが、点か線の姿で加わった。
ところでオフロードの道についてである。上の写真のように、この辺りでは実質的には2車線が出来あがっていた。行き来するクルマのわだちで、形成されたのだろう。しかし通行量がそれほどあるのだろうか。この辺を走っている間は,よそのクルマに1台も会わなかったのに。
また土の乾燥の関係か、土質が変わったのか、路面の土の色が変わってきた。これまでの茶系から赤みの強い色に変化した。そのためか土ぼこりの原因となる、路面に溜まった粉状の土の量がだいぶ多くなった。
やがて下の写真のように、草原に再び岩や石が現れた。でも,前に見たあの奇妙な風景とは違う。石や岩は大きくなく、集積もしていなかった。1個1個のようだ。大きく,あるいは高く飛び出してもいない。また,後ろのなだらかな山には、木々の繁みも見える。
こちらの方が受ける印象は柔らかである。こうした景観を眺めていたら、ふと日本庭園を連想した・・・何だか「配石」みたい。と,それも束の間、次の難所が出現した!大きな「清流」が、この大草原の真っただ中を横ぎっていたのだ!わがXトレイルの不安が、また頭をよぎった。
一難去ってまた一難。時々緊張、時々不安。 (K.M)

